●占星術の中での金星の位置付け
占星術の中での金星の位置付けとしては、「楽しみ方 嗜好 趣味性の方向」を示します。
個人の感受性や、楽しむ能力。
快適な生き方をするときには、この金星の力を最大限活用することになります。
金星の記号は、女性を表す記号「♀」と共通しています。
つきつめて考えれば、金星とは、徹底的に受け身になっている、女性的な欲望と快楽の部分と言い換えることもできるでしょう。
永遠に女性的な力とは、エロスとも言い換えられます。金星の力はエロスに導かれた「愛」を呼び覚ますのです。
そこから関係して、その人の対人的な愛情のかたちや、恋人、愛人、妻の関係性を示します。
またそれだけでなく、所有から金銭や財産、芸術・芸能を堪能する能力、芸術一般の主星として、人生の問題に大きく関わっている星です。
また、人間の心のなかにある女性原理や理想の女性像も金星星座に表れます。
通常、男性にとっての理想の女性像、恋人像を示し、女性にとっては恋人や異性に対して演出する、もっとも魅力的な自分のイメージを示します。
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