* まとめ *

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自分らしく生きてはならない。
自分のために生きてはならない。
私たちは、そういう呪いを自分にかけています。
女性の権利を奪う。
この呪いは、とても強烈なものです。
きっとこれは、
女性という力が邪悪なものとして排除された時代から続くもの…
金星にかけられた呪いと私は考えています。
しかし、何代も続く女性たちの挑戦の中で、
その呪いは、少しずつ解除されてきているのではないでしょうか。
私たちの世代は、彼女達から呪い解除のバトンを受取って、
少しずつでもいいから、それを解除させなくてはならない。
次の世代に続けるために…。
次の世代の礎となるために…。
自然の理の上に成り立っていた、
男女それぞれの権利と役割を、この世界に取り戻すために…。
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 金星は愛情、愛着そのものを示し、占星術の10個の天体の中でも、女性にとっては親しみ深く、最も使っている天体です。

 自分の中で「これは好き、楽しい」と思い、それに没頭している時、金星は最も輝いています。その人の嗜好を示している部分と言えましょう。

 それが上手く使えない場合、自分の内部では、楽しみに没頭することに対しての嫌悪や恐怖、制限などが邪魔をしている場合があります。

 確かに行き過ぎた快楽は、人を滅ぼしてしまうこともあるでしょう。

 しかし、女性にとって、やはり金星という美学の部分は、最も大切な部分であり、生き抜くための大切な手段のひとつとも言えましょう。

 毎日の生活の中で、思ったり考えたり、さまざまなものを見たときに、自分の中の「これいいな」「大好き」「気持ち良い」という、小さな声に、耳を傾け、素直になってみて下さい。

 ともすれば軽視されがちな楽しみと喜びは、女性だけでなく、人が生きる上での貴重な潤滑油であり、それに安らぎを見い出す人も多いでしょう。

 暮しの中で、金星を意識してみましょう。

 ぎすぎすした世の中だからこそ、愛と楽しみと微笑みを。
 心に、愛の花を取り戻しましょう。


2004/6/6の講座の後、会場の花企画さんのご厚意で頂いたお花です。
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